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下肢静脈瘤

治療法

下肢静脈瘤の治療法には
1) 弾性ストッキングによる圧迫療法
2) 硬化療法
3) 限局的ストリッピング手術(静脈瘤抜去術)
4) レーザーストリッピング手術(保険治療)
があります

1.弾性ストッキング

圧迫により静脈血の下肢への鬱滞を取ることで症状の軽減、進行の防止をはかります。しかし静脈瘤がこの治療だけで治ることはほとんどありません。医療用弾性ストッキングは一足 6,000円~10,000円と高価なものもありますが、当院ではなるべく安価で性能の良いレックスフィットあるいはジョブストというストッキング(一足 3,500円~5,000 円程度)を使用しています。 2 ) 3 )4 )の術後も約1~2ヶ月はこのストッキングを着用する必要があります。

弾性ストッキングの作用と目的
静脈瘤の場合、少しきつめの30mmHg台のストッキングを履きます。

  1. 腓腹筋を圧迫し収縮力を高め、筋肉のポンプ作用を強める。
  2. 表在静脈を圧迫し、静脈血の逆流量を減らす。
  3. 微小循環を改善させる。

1~3の作用により、静脈瘤の症状を改善し、進行を予防します。

2.硬化療法

■硬化療法とは?

硬化療法硬化療法は、 0.5mm -数 mm 以内の細い静脈瘤、くもの巣状に赤く表面に拡がる静脈瘤の血管に注射針を刺入し塩酸ポリドカノールというお薬を入れて、血管に炎症を起こして血管を閉塞させる治療法です。(健康保険治療です)
十分な効果を得るためには、数回の治療が必要となることもあります。

■手順
  1. 御来院後、治療着に着がえ、目標の血管をご相談して選定します。
  2. 針をいれる部位にペンレステープ(痛みを和らげるテープ)を貼ります。
  3. 立った状態、あるいはベッドに横になった状態で針を刺します。( 1 -数ヶ所)
  4. 0.5 - 1 % の塩酸ポリドカノールを泡状にしてお薬を注入します。
  5. 血管を沈子、わたで圧迫し弾性包帯→弾性ストッキングをはきます。
  6. 5 - 15 分間、院内を歩いていただき、余分なお薬を拡散します。
  7. お着がえをして終了です。徒歩でお帰りいただけます。
■治療後
  1. 翌々日の朝に弾性ストッキング、包帯をはずします。(それまで外さない)
    お風呂はこの後からになります。
  2. 1 週間以内に 1 度外来受診していただき経過をチェックします。
  3. 1 ヶ月後、外来受診していただき、評価、追加治療をおこないます。
    弾性ストッキングは、治療後 4 週間、日中履いていただきます。(朝履いて、夜脱ぐ)
■注意
  • 十分な効果を得るためには、二週間~一ヶ月間隔をあけて、数回の治療が必要となることがあります。
  • 治療の性格上、閉塞した血管はすぐにはきれいにはなりません。
    一度炎症を起こして赤くはれた後(色素沈着)、徐々に閉塞した血管は吸収されていきます。その期間は約 1 - 3 ヶ月と人により異なります。
■合併症

この治療法は大きな合併症はほとんどない安全な治療法ですが、疼痛、色素沈着、水泡、感染、皮膚壊死、アレルギー、ショック、深部静脈血栓症、肺梗塞(ごく低い確率)などの報告があります。

■費用

費用は、保険治療 3 割負担の場合、片足5400円前後となります。

3.限局的ストリッピング手術(静脈瘤抜去術)

以前は腰椎麻酔、全身麻酔でこの手術を行っていました。(今でも多くの施設は腰椎、全身麻酔で行っています。)しかし、最近は麻酔法の進歩により、局所麻酔下 (TLA 麻酔 ) に大腿部の大伏在静脈内にワイヤーを挿入した後、静脈を抜去できるようになりました。中等症~重症の下肢静脈瘤がよい適応となります。この方法により3.の方法より再発が少なくなります。日帰り手術が可能です。

手術の不安、痛みに対し、マスク麻酔による笑気ガス ( 痛みを押さえ眠ります ) を併用しています。
2.~4.の治療後は術後合併症の一つである深部静脈血栓症を予防するため術後どんどん歩いて(下肢の筋肉を使い)なるべく普通の生活をしていただきます。

新しいストリッピング手術
(LeMaitre社のInvisiGrip®(インビジグリップ))

・インビジグリップを用いたストリッピング
従来のストリッピング手術は、伏在静脈瘤の中枢側と末梢側の2か所を切開し、血管内にストリッピングワイヤーを通してからしばり、血管とワイヤーを一緒に引き抜いてしまう方法です。現在でも手術の多くはこの方法で行っています。

2009年より日本でも使用することができるようになった、LeMaitre社のInvisiGrip®(インビジグリップ)は、末梢側(膝下にできる傷)を切開しないで伏在静脈を抜去できる画期的なストリッピングワイヤーです。 末梢側の伏在静脈をワイヤーの先端部分で挟み、360度血管をねじってから切り取ることができるため、切開の必要ありません。(図A参照) すべての症例で、この方法が使えるわけではありませんが、美容面でも有用な方法ですので比較的軽症な症例で積極的に使用しています。

ストリッピング手術の手法比較図

4.レーザーストリッピング手術

1)ELVeS 1470nm 半導体レーザー(保険適応)

平成26年6月より保険適応となりました。

下肢静脈瘤レーザー治療

ストリッピング手術は、大腿部(約2cm)と膝下に1cmくらいの切開が必要です。
膝下の傷は小さな傷ですが、スカートをはく女性の中には気にする方もおられますし、術後3-4日程度お仕事をお休みした方が良いこともあります。

レーザー治療は、従来の手術より①美容面で有利(傷が0~1ヶ所)、②術後の回復が早い(当日から通常の生活が可能)などの特徴があり海外では主流の治療法となっています。
従来使用されていた810nm、980nmの静脈瘤治療用レーザーは血液中のヘモグロビンが吸収物質であるため、血液沸騰による静脈の穿孔や血栓性静脈炎を引き起こし術後の皮下出血や疼痛の原因となっていました。

当院採用の1470nm静脈瘤治療用半導体レーザーは、静脈壁に多く含まれる水分に特異的に吸収されるため、静脈に直接作用し血管を閉塞させるため治療効果が高く、合併症が少ないのが特徴です。以前は数十万円かかる自費治療でしたが、2014年6月より保険適応が通るようになりました。

1470nm下肢静脈瘤治療用レーザー1470nm下肢静脈瘤治療用レーザー

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