下肢静脈瘤の日帰り手術の病院なら横浜・長津田ファミリークリニック(内科・循環器科・血管外科)

下肢静脈瘤の日帰り手術の病院・血管外科なら横浜・長津田ファミリークリニック

診療時間:9:00〜14:00 16:00〜20:00(土12:00 日13:00)祝休 TEL:045-988-2201

下肢静脈瘤について - 日帰り手術 -

■当院での下肢静脈瘤の診察から手術までの流れ
症例1:大伏在静脈瘤(ストリッピング手術)  50歳台 男性
大伏在静脈瘤 手術前症状:10年前から静脈瘤を認め、特に下腿部分の静脈瘤がひどく、足のむくみ、だるさがあり、立ち上がると、血液が足に戻る感じがする症状があり来院。

初回外来検査
下肢エコー検査を行なったところ、大伏在静脈の拡張(最大11mm)と、起始部からの高度逆流があり、現在の静脈瘤には、部分的ストリッピング手術が良い適応であることをご説明したところ、手術を希望されました。
上記のような症例の場合、初回外来にて、血液検査、心電図、胸部レントゲン等の術前検査(必要に応じて後日静脈造影)、弾性ストッキング(自費購入4000円程度)のはき方をご説明します。

第2回目外来受診
ご家族とともに来院していただき、手術説明(手術の目的、方法、合併症、危険率など)、術後経過の日程説明(シャワー、風呂、抜糸などの日程)を行います。
遠方からの方は、初回にここまで行います。

第3回目外来受診
手術前日に切開部位、血管の走行をマジックでマーキングします。
切開を小さくする、手術時間を短縮するために大事な作業です。
遠方からの方は、当日に行います。

第4回目外来受診。手術当日
着替えてから手術室入室。各種モニター装着、点滴確保した後、笑気ガスによるマスク麻酔を使用します。

手術手順
大伏在静脈瘤 手術後ストリッピング手術
  1. 大腿部皮膚切開→大伏在静脈中枢側結紮
  2. 膝下部皮膚切開→大伏在静脈にストリピングワイヤーを通す
  3. TLA針にて血管の走行に沿って麻酔を追加(麻酔をかけると同時に血管が組織から剥離されます)
  4. ストリッピング(周囲の組織を傷つけないように静脈を内翻式に抜去します)
  5. 末梢側に硬化剤注入
    (1%塩酸ポリドカノールと空気を混合し泡状foamにして、血管内に薬がとどまるようにします)
  6. 消毒の後閉創→弾性包帯で圧迫→手術終了。
    術後30分程度休んだ後、帰宅できます。

第5回外来受診。術後2日目
弾性包帯をはずし、創部をチェックする。
以後1日1〜2回程度、ご自分で創部の消毒を行っていただきます。
創部の状態でシャワー開始時期を決めます。

第6回目外来受診。術後7〜10日目
抜糸します。
本症例の場合、「術前認められた、立ち上がると、血液が足に戻る感じがする症状や、足のむくみ、だるさが解消され良かった。」と言っていただきました。

第7回目外来受診。術後2〜3週目
術後確認の下肢エコー。
必要であれば、硬化療法、血腫吸引などを追加します。
問題なければ、治療終了となります。
症例2:レーザーストリッピング手術

1)レーザー治療を選択
2)術前検査
3)手術説明、マーキング
4)手術 
5)術後診察
6)術後確認エコー
7)終診

・術前検査:手術日が決まったら、血液検査、感染症、心エコー、心電図、胸部レントゲン写真などの検査を行います。
・手術説明、マーキング:現在の病状、手術の方法、合併症、危険率、手術の費用と術後経過について、看護師及び医師よりご説明いたします。その後、静脈瘤の走行に沿って、マジックで 印をつけます。 
・手術手順:着替えてから手術室入室。各種モニター装着、点滴確保した後、静脈麻酔(プロポフォール)により軽く鎮静した状態になります。

  1. 静脈瘤最新麻酔下、 静脈内にシース(レーザーのファイバーを入れるためのガイド)を入れます。
  2. シースの上下に、TLA麻酔*を全長にわたって入れていきます。
    (*:痛みを取るとともにレーザーで周囲の組織を損傷しないための局所麻酔)
  3. レーザーファイバーを挿入しシースを抜きます。
  4. レーザーを照射しながら、数mmずつファイバーを引き抜き、静脈を閉塞させていきます。
  5. 消毒後閉創→弾性包帯で圧迫→手術終了
    術後30分程度休んだ後、帰宅できます。所要時間は約40分程度です。
症例3:小伏在静脈瘤 再発例
小伏在静脈瘤 手術前12年前 大伏在静脈瘤ストリッピング手術
2年前 小伏在静脈瘤高位結紮術
1年前 小伏在静脈瘤再手術後
膝裏の静脈瘤が再発し、拡大した状態で来院されました。(術前写真)

下肢静脈エコー検査にて、小伏在静脈前回結紮部の中枢側、深部静脈分岐部からの拡張と、著明な逆流を認め、第1分枝から表在静脈に血流が流れ込み、著明に拡張していました。

手術手順
小伏在静脈瘤 手術後局所麻酔下、前回皮膚切開部の中枢側を通常より大きめに切開しました。
静脈周囲は炎症性の癒着をしていたためこれを剥離しながら、小伏在静脈をテーピングの後、深部静脈分岐部に到達しました。
術中エコーにて、血管関係を確認の上、結紮(しばる)、切離(切り離す)し高位結紮をおこないました。
つづいて、表面の拡張している静脈瘤の直上を切開し、中枢側末梢側にできるだけ静脈瘤を直接切除して手術を終了しました。
外来にて、残っている静脈瘤を確認し、硬化療法で追加治療をおこない治療は終了となりました。
長年悩まされていた、コブが無くなり、正座や脚を隠すことなくスカートがはけるようになりました。(術後写真)

注意点
下肢静脈瘤になりやすい方は、治療した部位以外にも、静脈瘤になる可能性のある表在静脈はたくさんあるので、手術の後も手入れが必要です。弾性ストッキングを継続的にはくことで、再発を防いだり、遅らせたりできる可能性があります。